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2021.07.05
開発の内製化、アジャイル開発導入。 新たな取組を推進するプロダクト開発マネージャーに聞く、 Jストリームで働く面白さ
開発の内製化、アジャイル開発導入。新たな取組を推進するプロダクト開発マネージャーに聞く、Jストリームで働く面白さ
#フロントエンドエンジニア #仕事の醍醐味 #動画 #組織の魅力 #組織体制
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東京に加え、福岡にも開発拠点を持つJストリーム。今回はフロントエンジニアとして活躍する傍ら、プロダクト開発マネージャーを務めるT.A.さんに話を聞きました。入社早々に新サービスの開発中心メンバーとしてフロントエンドを一手に担い半年後にはリリース。エンジニアとして、また組織の変革にも携わった立場として、Jストリームで働く魅力を語ってもらいます。

動画領域での開発未経験から、入社後半年で新サービスをリリース

――まずはJストリームに入社した経緯を聞かせてください。

私のキャリアは、SIerからのスタートでした。東京在住の新卒SIerとしてエンジニアリングの基礎を学び、転職やフリーランスを経て複数の開発経験を積みました。

 

結婚を機に九州へUターンしたのですが、その後、紆余曲折あって生活の拠点を福岡へ移すことに。転勤を伴う異動はなかなか難しく、転職を視野に求人情報を探していたところ、Jストリームの存在を知りました。

 

当時、診療予約システムの開発プロジェクトで、待合室のディスプレイに医療動画を配信する機能を企画・開発していました。しかし、それは、静的な動画ファイルをスケジュール通りに再生するという配信とは名ばかりの機能で、技術的な疑問から動画配信の分野に興味を抱いていました。

 

目にした求人情報では、ちょうどJストリームが福岡に開発拠点を立ち上げるタイミングだと記載されていました。興味ある技術領域の深い部分へ踏み込み、しかも、これから組織を大きくし、新しい取り組みにチャレンジできる環境だと思い応募し、入社を決めました。

 

現在、私は福岡在住ですが、自身も開発しながら、東京、福岡関係なくJストリームのプロダクト開発全体を見るマネージャーも務めています。

――入社してからはどのような業務をしてきたのですか?

入社した時点で、「J-Stream CDNext(ジェイストリーム・シーディーネクスト)」という新サービスをリリースすることが決まっており、私がフロントエンドの開発を担当しました。このサービスは、契約したユーザー企業が、Web画面上から当社が構築したCDN(Content Delivery Network)という大規模配信ネットワークサービスを管理運用できるというものです。自社のプラットフォームサービスとして現在主力のひとつです。

 

この頃のJストリームは、開発の内製化に着手したばかりで、内製化フローや体制などすべてが手探りの状態でした。当社はもともとネットワークサービスから始まったこともあり、CDNextもインフラ部分に関してはサービスレベルまで完成していました。しかし、フロントエンド部分の開発については、半年後のリリース日と方向性のみ決まっていた状態で、要件を詰めるところからのスタートでしたね。

 

後日談ですが、「君がいなかったらこのサービスはリリースできなかった」と言われたのは嬉しかったですね。その後はスマホアプリをはじめ、他社の製品と組み合わせたプロダクトなど、様々なプロジェクトに携わりながら今に至ります。

――前職とは違う領域だと思いますが、入社直後から動画に関連した開発ができたのですね。

動画配信やCDNについては知識も経験もなかったので、入社直後の研修では何もわかりませんでした。しかし、フロントエンドの開発自体は動画やCDN技術の詳細は知らなくともできました。この業界特有の技術知識などの分からないところは周りの人にサポートしてもらいながら進めていきました。

――今後入社する方も動画領域が未経験でもすぐに活躍できると思いますか。

Jストリームでは、モダン開発をベースにした環境へ移行させており、一般的な開発経験を持った方ならスムーズにスタートが切れると思います。現在は、マイクロサービス化された全社の開発共通基盤も構築され、開発効率もぐんと高まりました。私は半年でリリースしましたが、今後入社する方は、もっと短い期間でも活躍できるのではないでしょうか。

アジャイル開発で世の中の動きに合わせて常に最適なものを届ける

――自社開発をウォーターフィール型からアジャイル型へ変革したと聞きました。

はい。まだ変革途中ではありますが、開発効率や組織への変化は起きています。プロジェクトの始まりと終わりが明確にあるウォーターフォール型に対し、アジャイル型には終わりがありません。世の中の動きに合わせて常に改善を続けます。動画領域は技術的にもマーケットニーズ的にも変化が激しいので、世の中の動きにあわせて常に最適なものを届けやすくなりました。

 

コロナ禍への対応としては、急速なインターネットライブニーズから、数か月で自社開発のOVP(Online Video Platform)である「J-Stream Equipmedia(ジェイストリーム・イクイップメディア)」へ『疑似ライブ(収録動画をタイムスケジュールに沿ってライブ配信する機能)』を新規追加しました。これも新しい開発環境だから短期間で実現できたことです。

――アジャイル型に切り替える際には、どのような苦労がありましたか。

メンバーのマインドを変えることです。今も過渡期なので、まだ戸惑っているメンバーもいます。ですので、今後もメンバーの頭の使い方をアジャイル型にシフトしていくのが重要なミッションです。

環境面では、ソフトウェアのインフラも充実させていこうということでIaaS(Infrastructure as a Service)も進めており、私も携わってます。ここでは、REST APIをベースに、APIをたたけば開発者が欲しいサーバが自動生成される仕組みになっています。

―――他に組織が変わったことによる変化があれば教えて下さい。

開発を内製化したことで、社員同士の繋がりが強くなったように感じます。クライアントや社内での疑問や質問に対して、素早く社内で確認・回答ができるようになったからだと思います。効率的に開発を進めることができています。

―――Jストリームの組織風土について、どのような印象をお持ちですか。

やりたいことにチャレンジしやすい環境ですし、スキルアップしやすい環境です。受託案件ですと言語や技術も決められているので、限られた範囲でしかスキルアップできません。

 

エンジニアの知的好奇心を少しでも満たすために、新しい技術にどんどん挑戦できるようにしています。最近ではInfrastructure as Codeに取り組んだり、言語的にはPythonや、フロントエンドであればES6以上のJavaScriptや、TypeScript、React、Nextなどを採用しています。

―――知的好奇心の強いエンジニアにとって働きやすい環境ですね。

そうですね。インフラエンジニア、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、データ分析など幅広く携われる環境なので、挑戦できる範囲も広いです。聞けば優しく教えてくれる人ばかりなので、新しい技術もキャッチアップしやすいのではないでしょうか。人によっては「優しすぎて気持ち悪い」と冗談を言われる人すらいるほどですから(笑)。

 

加えて、チャレンジした結果や内容をみんなで共有しあう文化がありますね。勉強会も活発ですが、多様な開発職種が揃っているためテーマは多岐にわたります。「みんなで一緒に盛り上げていこう」「チームで動くのが強い」という考えなのだと思います。

 

以前に福岡オフィスのメンバーだけで新プロダクトのイベント出展を行ったことがありました。その時は、プロダクトの企画・開発という技術的なことだけでなく、その後に続くイベントブースの設営やパネル・チラシなどのツール制作、セッション登壇、当日のブース対応などの全てを福岡ラボのメンバーだけで行いました。通常なら3-4か月規模の取り組みを、半分程度の1か月半から2か月ほどで達成できたのですが、この時に、みんなが同じベクトルを向いていることによる「力」を感じました。

 

コロナ環境下では、動画が大きな役割を果たしましたが、社会貢献を意識して開発に取り組む人が多い職場です。その点では、自分の手がけたサービスやプロダクトが世の中に出て、それが世の中に使ってもらえていることが目に見えてわかるので、やりがいを感じやすいと思います。

―――裁量についてはどうですか。

いいものはどんどん取り入れていく文化なので、年齢やキャリア問わず裁量は大きいと思います。エンジニアのことはエンジニアに任せられていますしね。コロナ環境下でリモートワークが定着し、その結果として自由度の高い働き方が加速されました。みんながオンラインで働くようになり、勤務場所に関係なく一緒にチームでサービスを作るようになりました。

 

アーキテクトの大川とは、東京-福岡間で開発組織全体の方向性や、また自分が手掛ける開発について、オンラインで定期的にコミュニケーションをとっています。大川はどの領域においても技術的に明るく、しかも勉強熱心なので、こちらの相談意図を即座に理解し、回答は常に的確です。

―――リモートワークをするようになって、他に変わったことがあれば教えて下さい。

マネージャーとしては、メンバーの様子をより気にするようになりました。ミーティングをする時も、できるだけ画面に顔を映すようにしてもらっていますね。

 

一人暮らしのメンバーとは雑談の時間を作るなど、孤独にならないよう気を遣っています。東京のメンバーも交えオンライン飲み会を開催するなど、オフラインの時と比べてコミュニケーションが減らないように気をつけています。

裁量が大きく、挑戦しやすい環境

―――Jストリームで働く魅力を教えて下さい。

なによりも新しい技術をどんどん試し、大規模案件にも耐えうる高いレベルでサービス化できることです。そのうえで、動画配信領域ならではの最新技術—例えば、複数のデバイスでの配信方式やコンテンツ管理、圧縮技術、データ処理、低遅延での配信方法などの技術も磨けます。

 

技術はもちろん、アイディア次第で新しい動画サービスの企画も自分でできるようになるでしょう。動画活用は今後もさまざまな分野で進んでいくので、動画の勘所を抑えた開発経験は大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。

 

Jストリームでの開発には動画という特殊な技術領域がある一方で、標準的な技術も使っています。そのためJストリームで開発ができれば、どこにいっても即戦力で活躍できますし、教える側に回れるはず。今後どのような方向へ進むとしてもJストリームでの経験は無駄にならないでしょう。

 

プロダクトの進歩・進化は今ちょうど入口にきたところで、これからさらにもう一歩大きく変えていこうとしています。アジャイル型の良さを生かし、顧客のニーズにもっと早く、深いところまで応えられるように開発スピードもあげていきたいと思っています。

―――最後にJストリームに興味を持っている方にメッセージをお願いします。

一緒に新しいことに挑戦してみませんか。

Jストリームは裁量が大きいのも魅力です。「こうしなければならない」というルールがほとんどないので、自分のやりたいことを実現できるでしょう。特にスペシャリティを持っている人であれば、その方を中心に開発を進めていけるはずです。

自分でやりたいことがある人、新しい技術に携わりたい方はぜひ一度お話ししましょう。



※本記事は、Wantedlyで公開していますJストリームページの記事を転載しております。

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